堤防サビキ釣りはお手軽で初心者向け。ファミリーや子ども連れに最適なフィッシングである。これに異を唱えるものは少数派であろう。何を隠そう、ワタシの愚息の釣りデビューもサビキによるアジ釣りでありました。
しかし!サビキ釣りは「簡単」ではあるが、細かな周辺道具が意外と多い。そういう意味では「複雑」な釣りでもあります。
エギングなど道具立てがシンプルな釣りを経由してサビキ釣りの世界に参入したワタシ。その道具の多さに戸惑いを覚えたのも懐かしい思い出です。
で、本題。いったい何を揃えればよいのか?
そんな路頭に迷っているサビキ釣りビギナーを対象に、ストレスフリーなサビキ釣りを実現するための周辺アイテムを、ワタシの経験を踏まえ徹底的に紹介致します。参考になれば幸いです。
目次
サビキ釣りの基本アイテム
まずは基本事項のおさらい。
以前の記事にて、サビキ釣りの基本アイテムを紹介しておりますが、いちおう掲載しておきます。
ロッド、リール、サビキ仕掛け、カゴ、コマセ、コマセバケツ、水汲みバケツ、クーラーボックス。
上記が揃えばサビキ釣りをできるにはできるが、「より快適に便利に楽しく」を追求すると、必要なアイテムがもうちょい増えます。
以下、じゃんじゃん紹介していきます!
バスケット
費用対効果が高いアイテムのひとつ。買い物カゴですが、あなどることなかれ。クーラーボックス以外のサビキ釣りの道具をまとめてインできます。
車から釣り場までの移動が非常~に楽ちんになります!
別記事で詳しく紹介しているので、気になる方は是非ご覧ください。
フィッシュグリップ
周辺アイテムの定番。第一精工の定番モデル、「ワニグリップ」です。
がんがん釣れてしまうサビキ釣り。釣れた数だけ魚を掴んで針から外す作業が発生します。
魚は素手で掴む!というワイルドな方法もありますが、ファンキーな香りでベタベタになったその手でタックルを触るのは抵抗がありますよね?
そんな特に活躍するのが、このようなフィッシュグリップです。ゴンズイなどの毒魚や謎の魚が釣れたときにもコレがあれば安心です。
ジップロック
できるだけ鮮度の高い魚を持ち帰りたい!と考えている釣り人の必需品です。氷と魚が直接触れると身が傷むと言われています。これを回避するのがジップロックです。
まぁ、ジップロックでなくても、氷と魚体を遮断できればなんでもよいですが。例えばペットボトル氷を使えば、ジップロックは不要ですね。
プライヤー
サビキ釣りに限らす、あらゆる釣りの必需品です。魚から針を外すとき、毒魚を触るときに活躍します。
ハサミ
アジ狙いのサビキですが、稀にクロダイ(チヌ)などの巨大魚が掛かります。アジは潮氷締めでオッケーですが、30cmを超える魚の場合は、素人なりにもちゃんと締め、血抜きをした方がよいです。
そんな時に活躍するのがこのハサミ。普通のハサミじゃだめですよ。弱すぎます。魚の首と胴体の付け根の骨を切断できる程度の強度が必要です。
ワタシが使用しているのは、釣具屋さんで買った万能ハサミです。ラインの切断もこれで行います。(PEラインはそれ専用のラインカッターの方がよい)
ナイフでもオッケーです。
タワシ
釣りが終わった後、コマセを入れていたバケツを洗ったり、コマセで汚れた釣り場を掃除するときに使用します。
釣り人のマナーとして、サビキ釣りの際は必ず携行しましょう。
仕掛け巻き
サビキの仕掛けは再利用できます。このような「仕掛け巻き」を使うと保管がとても楽です。
詳しくは別記事にて紹介しています。
カウンター
サビキ釣りは、仕掛けを投入しては釣れる「漁師モード」に突入することが珍しくありません。調子に乗って釣って帰宅後、膨大な数のアジを見て途方に暮れる釣り人は多いはず。下手すると釣りに家族の理解を得られず、肩身の狭い思いをしてしまうことも・・・・。
現在の釣果をリアルタイムで確認することができれば、過剰釣果を回避でき、適量を持ち帰ることで貴方もハッピー、家族もハッピー。
それに貢献する便利アイテムが「カウンター」です。交通量調査とかバードウォッチングとかで使用しているアレです。
クーラーボックスにアジを投入するたびにカチカチやるだけ。100均にも売っていますし、かさばらないので是非携行しましょう。もちろんワタシは100均モデル!
ロッドスタンド
サビキ釣りは大量に釣れる。であるが故に魚から針を外す機会が多く、その数だけロッドを手から離さなければならない。
つまり、アジが釣れる度にタックル一式を地面に置かなければならない。やってみるとよく分かりますが、こうすると魚から針を外す作業がしづらいです。
で、これって大切なロッドやリールが傷つく原因になりますよね?また、釣り人が多く混雑したポイントの場合、他人に踏まれてします可能性だってあります。ファミリーフィッシングで賑わう場所ならなおさら。
そんなトラブルを回避するため、また釣れた魚を針から外す作業をスムーズに行うため、ロッドスタンドがあると便利です。
お勧めは、このようにクーラーボックスに取り付けるタイプ。ワタシは、子どもと一緒にサビキ釣りをすることが多いので、複数のロッドを立て掛けることができるタイプを使用しています。詳しくは別記事にて紹介しています。
ちょっとした休憩時や置き竿で獲物を狙うときなんかもロッドスタンドがあると助かります。
ヘッドライト
アジは明るい時間帯にも釣れますが、やはり他の魚種と同様に、朝まずめ前後または夕まずめ前後がアジの爆釣タイムです。
確実に釣果を得たい方は、この時間を狙ってください。そこで絶対に必要となるのがヘッドライト。
いろんなタイプがありますが、個人的には車でも充電可能なUSB充電式のヘッドライトがお勧めです。
ワタシが絶賛愛用中のヘッドライトは、別記事にて詳しく紹介しています。
フィッシンググローブ
冬の必需品。また、冬でなくてもケガ防止のために着用していた方がベターです。アジはあんな可愛い顔をしておきながら、腹部にそれなりの破壊力があるトゲがあるので。
グローブは冬用の防寒用と夏用の2種類あるとよいです。
タオルとウェットティッシュ
説明不要ですね。タオルは複数枚あった方がよいです。
ゴミ袋
釣り人のマナーです!ゴミは必ず持ち帰りましょう!ワタシの場合は、先ほど紹介したバスケットの内側にダイワのCPハンガーを貼り付けてゴミ袋を引っ掛けています。
これで、風が吹いてもゴミ袋がフライアウェイしません。
同じ物をサビキ用ではない小型クーラーボックスにも貼り付けていています。
まとめ
いろいろあって「あぁ面倒!」ってなった方もいらっしゃるかもですが、ここで紹介したほとんどのアイテムが別ジャンルの釣りでも有用なものばかりです。
釣り人の実情に応じ、優先順位をつけて段階的に揃えていけばよいと思います。
◆侮れない利便性!バスケット。ダイワ製で高いヤツですが、安価な買い物かごでももちろんオッケーです。
◆フィッシュグリップ。定番の第一精工。
◆釣りには骨が切断可能なハサミを!
◆便利なロッドスタンド。ワタシも使ってます。
◆暗い時間に釣りをする人の必需品。ワタシも絶賛愛用中。
◆適量を持ち帰ろう!カウンター。100均にもありますけどね。
◆ダイワのCPハンガー。2個セットです。