すべてがちょうど良い!堤防サビキ釣り用クーラーボックスはプロバイザー1600で決まりだな!

ワタシは以前の記事でアジ、メバル、イカなどの釣りには小型クーラーボックスがベストだと豪語している。実際にこれらを狙うときに携行するクーラーボックスはダイワの8リットルサイズだ。

それがワタシの信念であるし、現在もその主張を撤回するつもりはさらさらないのだが・・・・スミマセン、この主張に若干の修正を加えなけらばなりません。

アジを堤防にてサビキで大量に釣る場合は例外。もうひと回り、ふた回りサイズの大きなクーラーボックスが望ましいです。

で、ワタシがサビキ釣り用のクーラーボックスで激しくオススメするのが16リットルサイズ。

ちなみにワタシはサビキ用にダイワの『プロバーザーHD SU1600X』を新調し、絶賛愛用しています。

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目次

なぜ堤防サビキ釣りでは16リットルサイズなのか

サビキ釣りにベストサイズ!DAIWAプロバイザーHD SU1600X

以前の記事でワタシは『クーラーボックスのサイズは対象魚に合わせるべき。大は小を兼ねない。したがってアジ、メバルなどを狙う場合は小型(10リットル前後)がベスト』みたいな持論を展開しています。

また、当該記事では8リットルサイズでも『アジなら80匹程度なら収納できる』としており、実際にその小型クーラーでがんがんサビキ釣りをしていました。

あくまでもメインのクーラーボックスはこの8リットルサイズですが・・・

そんなワタシがなぜ16リットルサイズに手を出したのか。理由は4つ。

1つ目。サビキ釣りだと、100匹程度の釣果を現実的に望むことができる。

2つ目。マイファミリーは全員が魚好き。100匹程度のアジなど数日で消費してしまう。

3つ目。100匹前後のアジを持ち帰る場合、8リットルサイズのクーラーボックスでは保冷剤(氷)を入れる余裕が少なく、鮮度の保持に不安がある。

4つ目。サビキ釣りを便利にする機能が現行のクーラーボックスにはない。

以上です。

アジングなんかで1匹ずつアジを釣り上げる場合は、100匹前後の釣果となることはレアケースです。また、アジングの特性上、ランガンが必須なのでクーラーボックスは小型がベストだと思います。

しかし!サビキ釣りは違う!基本は一カ所でタコ粘りでランガンの必要なし。そして反則的にアジがガンガン釣れる。

したがって現在の小型クーラーボックスでは容量不足、なおかつサビキ釣りに特化した機能(後述)が欲しいということで意を決してクーラーボックスを新調することにしたのです。

で、悩んだ末に行き着いたサイズが現行の倍のサイズ、16リットル。これよりデカくなると『クーラーボックスは対象魚に合わせるべき』というワタシの持論と激しく乖離しますし、現実的にもオーバースペックです。

ダイワのプロバーザーHD SU1600Xを購入!

16リットル前後のクーラーボックスは大手釣り具メーカーのダイワやシマノから複数のモデルが展開されており、ワタシたち消費者をおおいに悩ませるわけですが、数日間検討した結果購入したのがダイワの『プロバーザー1600』です。

底面が真空パネルです

プロバイザーは保冷力によって複数の型番がありますが、ワタシはちょいと背伸びして上から2番目のランク『SU1600X』を選択しました。底面の断熱材に真空パネルが採用されているモデルです。

実用上は最低ランクの『S1600X』(断熱材がスチロール)でも問題ないだろうなぁと思いつつも、頻繁に買い替えるモノではないので、ちょっと無理して『SU1600X』としました。

なおクーラーボックスの保冷力と断熱材の関係は以前の記事で取り上げています。

プロバーザーHD SU1600Xのサイズ感

外寸は30㎝×47㎝×30㎝。業界では16リットルのクーラーボックスは小さい方に分類されるのでしょうが・・・・8リットルサイズを長年愛用していたワタシの第一印象は『でかい!』でした。

8リットルのモノを比較するとこんな感じ。

最初は『こんなデカいの現場に持ち込むのダルいなぁ』と思っていましたが、数回使用した結果、サビキ釣りはこのくらいのサイズでないとダメだという結論に達しました。

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プロバーザーHD SU1600X、ここが堤防サビキ釣りに向いている!

潮氷締めにベストなサイズ感!

サビキでアジを釣る場合、『氷締め』といってクーラーボックス内に海水を氷でキンキンに冷やした『潮氷』を作り、これに釣れたアジをどんどん放り込んで締めていきます。アジなどの小型魚は血抜きなどはせず、この方法で締めるのが一般的です。

16リットルはアジの潮氷締めにちょうどよいサイズ感!

で、この『潮氷』を作るにあたり、16リットルのサイズ感が絶妙です。8リットルなど小型サイズだと潮氷が少なくなり、アジの体温で氷が溶けるスピードが速くなってしまいます。

ちなみに8リットルサイズで潮氷を作っていたときが下の写真(アジは上と同サイズ)。容量の都合上、たくさんの氷を入れることができません。晩秋~冬ならこれでもいいですけど。

8リットルサイズで潮氷締め

安心の収容力と保冷力!

下の写真をご覧ください。収納スペースにかなり余裕がありますが、これで20㎝弱のアジが80匹入っています。

約80匹のアジを収容してこの余裕!

保冷剤(氷)を入れるスペースが十分にあるので、長時間の移動でも安心。鮮度をばっちり保ったまま帰宅することができます。

200匹くらいなら保冷力の心配をすることなく持ち帰ることができそうです。帰宅後の処理が大変ですが。

不意の大物にも対応できる!

サビキ釣りに外道はつきもの。場所によってはそれなりの頻度でうれしい外道が釣れます。

下の写真は36㎝のクロダイ(チヌ)が釣れた時。8リットルサイズだと泣く泣くリリースを検討しなければならぬところでしたが、16リットルサイズなら余裕でイン!

36㎝のクロダイ(チヌ)も余裕!

40㎝オーバーの外道でも余裕でいけそうです。堤防ではレアサイズの50㎝オーバーが釣れても魚体を曲げれば収納できそう。

ワンプッシュで開閉する投入口

上フタには魚を投入する小さな扉が着いています。ワンプッシュで開閉できます。8リットルのクーラーボックスにも付いている機能ですが、ワンプッシュ開閉ではありせん。

ワンプッシュ投入口1
ワンプッシュ投入口2

これがとても便利です。前述のとおり、サビキ釣りでは、釣れたアジを潮氷の入ったクーラーボックスにその都度投入していくわけですが、釣れる度に上フタを開閉していると内部の保冷力が落ちてしまいますし、何よりも面倒くさい。手返しが命のサビキ釣りなので、釣れたアジはスピーディに処理したいもの。

ワンプッシュ投入口で手返しが向上!

で、『ワンプッシュ投入口』によりその問題が即解決します。保冷力の低下を最小限に抑えつつ、素早くアジをクーラーに納めることができます。

水栓で水抜き作業が楽チン!

釣りが終わると、潮氷は不要。現場で排水して帰宅するわけですが、この『水抜き』が地味に面倒な作業です。しかし側面に『水栓』があれば大丈夫!

便利な水栓つき
水抜きがともて楽チン!

釣りが終わったら水栓を開放して排水!この機能が欲しくてプロバイザーを選択したと言っても過言ではありません。

水栓がついていない場合、クーラーボックス本体を『よいしょっ』と傾けて水抜きをする必要があり、とても不便です。小型の8リットルサイズでさえ、その作業が億劫でしたが、水栓があれば一撃排水が可能です。構造上、完全排水は不可能ですが。

あと、帰宅してクーラーボックスを洗浄するときも水栓は便利です。現場での利便性とメンテナンス性の両面から、水栓が付いたモノをオススメします。

人が座っても大丈夫な『マッスルボディ』

座っても壊れないマッスルボディ!

プロバイザーの売りのひとつが『座っても大丈夫な堅牢ボディ』です。メーカー曰く『マッスルボディ』採用!

ワタシ自身は座って釣りをするタイプではないので本機能が購入の決め手とはなりませんでしたが、のんびり座って釣りをしたいという方には有り難い機能。

座椅子を現場に持ち込む必要がありません。

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プロバーザーHD SU1600X、その他の機能

プロバイザーのその他の機能を紹介します。

両開きのフタ

左右どちらからでも開閉できる

左右どちらからでも開閉できます。天面に開閉レバーがあるため、開閉がしやすいです。また、フタが簡単に本体と分離するため、帰宅後の洗浄作業も楽です。

ふんばるマン

ふんまるマン付き

底面には『ふんばるマン』なるゴム足がついています。船とか滑りやすい場所に置くときは便利かもです。堤防釣りでの恩恵を個人的には感じませんが。

ないよりもあった方がよいのかなという機能です。

ショルダーベルト

これはありがたいです。なお、プロバイザーでも下位クラスの『GU1600X』と『S1600X』にはショルダーベルトが付属しないので注意してください。

ショルダーベルト付き

プロテクター

謎のプロテクター

四隅を守るプロテクター付属!と言ってみたものの、コイツの必要性については『?』です。

メリットは見た目が良くなることですかね。デメリットはカスタマイズ性・拡張性が落ちることです(後述)。

なお、プロテクターも下位モデルである『GU1600X』と『S1600X』には付属しません。

プロバーザーHD SU1600Xの欠点を挙げるとすれば・・・

完璧なクーラーボックスなど存在しない。もちろんこのプロバーザーSU1600Xにも欠点があります。

それは前述の『カスタマイズ性・拡張性』に劣るという点。

以前の記事でも紹介していますが、ワタシはクーラーボックスの利便性向上のためガンガン改造したいタイプの人間です。側面にビスを打つことに何の抵抗もありません。

例えば、ワタシはロッドスタンドを付けたいと思った。とても便利だから。

しかし!悲しいことにプロバーザーはそれを許さない。その原因は・・・・

カスタマイズの障壁となるプロテクター

これ!メーカーが良かれと思って上位モデル装備したプロテクター。こいつのせいでロッドスタンドなどのアフターパーツをイイ感じに取り付けることができません。

いや、できないワケではないが、取り付け場所が大幅に制限させるため、アフターパーツを取り付ける場合は見た目を犠牲にする必要があります。

したがって、がんがんカスタムしたい方は、プロテクターなしのモデル『GU1600X』か『S1600X』を選択してください。

この点を除けばプロバイザーHD SU1600Xは最強の堤防サビキ釣り用クーラーボックスだと思います!

※後日、プロバイザーにプチ改造を施しました。興味のある方は、別記事をご覧ください!

関連記事:プロバイザーをサビキ仕様にプチ改造!

関連記事:プロバイザーにロッドスタンドを装着!

関連記事:初心者向け!堤防サビキ釣り入門

◆ワタシが愛用しているモデル『SU1600X』。断熱材は底面が真空パネル。他はウレタンです。カスタマイズ性を除けば文句なし。

◆これよりワンランク下のモデル『GU1600X』。断熱材がウレタンです。プロテクターなし。カスタマイズを優先するならこちらのモデルでしょう。

◆一番下のモデル『S1600X』。断熱材はスチロールです。値段を最重視!な方はこのモデルです。実用にはこれでも十分だと思います。

◆最上位モデル『ZSS1600X』。断熱材は驚愕の6面真空パネル!保冷力は最強ですが、値段がとんでもないです。経済力のある方はこのモデル。

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