TREK(トレック)で最安値のクロスバイク、FX1に乗り換えたワタシ。通勤中にふと「このチャリで遠くに行ってみたい」という思いに駆られました。
「自転車で遠出したい」
以前、通勤に使っていたMTBでは1度もよぎることがなかった思いです。自分でも少し驚きました。
目次
クロスバイクで長距離アタック、その動機
そもそもワタシがクロスバイクに求めた役割は「通勤の足」。それ以外の場面でクロスバイクにライドオンする想定はありませんでした。
だからこそ、TREK(トレック)で最安値、エントリーモデルのFX1を選択したのです。
関連記事:ワタシがTREK(トレック)のクロスバイク、FX1を選んだ理由
以前の記事でも述べたとおり、ワタシのカラダには窮屈だった譲りモノのMTBから、自分のカラダにフィットしたクロスバイクFX1に乗り換えたワタシ。
「人馬一体」という言葉がありますが、ワタシがFX1に乗った感覚を一言で表現するとすればそれです。
乗り心地のあまりの快適さから、通勤の足以上の価値をクロスバイクに求めるようになったのです。
また、禁煙が原因でモリモリと増え続けるワタシの体重。これを何とかしなければという思いもありました・・・・
関連記事:Q:禁煙で体重が増加するのか?A:はい、増加します。
そして5月某日。ワタシは往復40kmロングライドを決行したのです。
「往復40kmを長距離、ロングライドと言えるのか?」と思った方へ。ワタシはクロスバイク初心者です。30分以上クロスバイクを漕いだことがございません。
フルマラソン並の距離を己の脚力で走破する・・・・ビギナーのワタシには、それなりにハードルの高いミッションです。
runtastic(ランタスティック)をスマホにインストール
サイクルコンピューター。略してサイコン。
クロスバイク、ロードバイクなどのスポーツ自転車を楽しむための必須アイテムとして位置づけられています。
これがまぁ、価格がピンキリ。2000円くらいから数万円するものまで、価格の振り幅がすごいです。
で、いろいろ調べた結果、自分にどの程度の機能が必要かよく分からぬ状態で手を出したらいけないアイテムかもしれない、との結論を持ちました。
クロスバイク初心者のワタシにとって、サイクルコンピューターは時期尚早であると。
ただ、自分の走行が多方面から分析され、データとして蓄積されていくのはとても楽しそう!
ということでGoogle Playにて「サイクルコンピューター」と検索し、上位に表示されていたという理由だけアプリ「runtastic(ランタスティック)」をインストール。
使い勝手が悪ければポイすればよいので、軽い気持ちでインストールしました。
インストールして数日後、広告表示なしのPRO版に無償でアップグレードできるサービス期間に突入。これはラッキーでした。
使い方はいたって簡単。走り出す前にアプリを起動し、「アクティビティ開始」をタップするだけです。
走り終わったら、「停止」、休憩する場合は「休憩」をタップし、走り出すときに「再開」をタップするだけです。
そしたら、このように走行結果が記録されます。以下、今回のアタックの記録です。
上の写真にはありませんが、走行の軌跡が地図上に表示されます。そして上の写真のとおり、走行距離・走行時間・平均速度・最高速度・消費カロリーなど、クロスバイクに乗った結果として、ワタシが知りたい情報のほとんどが記録されます。
別途機器を購入すれば、ケイデンスや心拍数も測定することができるようです。初心者クロスバイク乗りのワタシには今のところ必要のない機能ですね。(追記)今現在は、この機能がとても欲しいです・・・・。
クロスバイクがこんなにオモシロイとは
目的地を何となくフェリーターミナルに設定。目的地、海。このベタな感じが
目的地までの距離や時間は精査せず、見切り発車でruntastic(ランタスティック)を起動して出発しました。
普段の通勤ルートは、快適に走行できる環境とは言いがたいです。
道幅が狭かったり、舗装が甘かったり、右側通行する自転車とのすれ違いがあったり・・・。とにかく通勤時は窮屈さを感じています。
そこで今回の長距離アタックでは、信号が少なく、快適に走行できそうな道路を選択。
結果、通勤時に感じるストレスをほとんど感じることなくFX1を漕ぎ進めることができます。
「これは・・・・・楽しいぞ、気持ちいいぞ」
この日、はじめて趣味として自転車に乗る人の気持ちが分かったような気がしました。
ペダルを漕ぐ、風を切って自転車が進む。
ただこれだけのことが、楽しいのです。
「ウッヒョー!気持ちいい」
と軽快に走っていたワタシですが、ロードバイクのみなさんには簡単に追いつかれ、ちぎられます。追いつけません。
「ああ、これがクロスバイクとロードバイクの差かぁ」としみじみ思いました。
普段の通勤では、「ロードバイクの強さ」を実感できません。
シャーッと走れる区間が短いので、クロスバイクもロードバイクも大差ないのです。ロードバイクに追い抜かれても次の信号で追いつくことが少なくありません。
ただ、上の写真のような、信号なしのロングストレートでは、自転車の性能差がはっきりと現れるようです。もちろん、乗り手のスキル差も。
たぶん、このクロスバイクとロードバイクの性能差を目の当たりにした人々が、より高級な自転車を買い求めることになるんだろうなぁ・・・・とか思いながら漕ぎ漕ぎしました。
目的地までは、ほどよい負荷を感じながら、充実したサイクリングを楽しむことができました。
フェリーターミナルまで約20km、1時間5分ほどかかりましたが、初ロングライドによる高揚感もあってか、ノンストップ休憩なしで漕ぎ漕ぎしていました。
なお、服装は完全普段着で臨みました。まぁ、エクササイズとしてちゃんとやるならもう少しスポーティな服装で臨みたいです。
後半はバテました・・・・
序盤は、ウッヒョーとか言いながらスイスイ気持ちよく漕ぎました。
中盤に、調子に乗ってちょっと速度を上げてみました。フェリーターミナルからの帰り道、ロングストレートでおじさんなりに頑張って漕いでみました。
終盤は疲労を感じ、ダラダラと漕ぎました。自転車の疲労って、じわじわ来るのではなく、突然「ドスン」と来るんですね・・・・。急に漕ぐのがしんどくなりました。
という経過を、runtastic(ランタスティック)で確認することができます。
ビールの美味さが尋常じゃない
はじめてのクロスバイクによる40kmアタックの後半。
疲労でだらだらペダリングするワタシの脳内を支配していたのは・・・
ビール。
運動後に飲む、明るいうちから飲むビール。
これだけをモチベーションに漕ぎ漕ぎしていました。
いやぁ、帰宅後のビール、美味かったです。
後半はバテましたが、初の長距離アタック、ほどよい疲労感と達成感を味わうことができました。
これは趣味の一部に取り込まねば。もちろん帰宅後のビールまでを含めて長距離アタックです。
TREK(トレック)FX1でも長距離ライドを楽しむことができます
クロスバイクのエントリーモデルであるTREK(トレック)FX1。コイツでも十分に長距離ランを楽しむことができます。
特にFX1に標準装備のタイヤ、700×35c。クロスバイクにしては太めのこのタイヤが、ワタシのようなクロスバイク初心者にとても向いていると思いました。
ママチャリと同じくらいの太さなので、乗ってて安定感がありますし、細いタイヤよりもパンクのリスクが低く、安心感があります。まぁ、タイヤはそのうち細いのに交換する可能性がありますが。
もちろん、ロードバイクをはじめ上位車種にはかなわない点がFX1にはたくさんあります。FX1が最安エントリーモデルなので当たり前です。
しかし総じて、とりあえずクロスバイクに乗ってみたい、最初の1台を何にしたらよいか分からないという方に、TREK(トレック)FX1をワタシは自信をもってお薦めすることができます。
いずれにせよ、今回のアタックをきっかに、FX1でもっと遠くに行ってみたいと強く思いました。近い将来、己を鍛えてFX1で100kmアタックに挑戦してみたいです。
後日談
この初ロングライドをきっかけに、休日の早朝に30~40kmをサイクリングすることを習慣としています。
始めて1ヶ月ちょいで「習慣」というには大げさかもしれませんが。時間にして1時間~2時間。
コースは、信号が少なめなエリアを適当に選び、気の向くままに走っています。ただ自転車を漕ぐ。ペダルを回す。単純動作の繰り返しなのに、なぜか楽しい。不思議なモノです。
ビギナーのみなさん、一定の時間自転車を漕ぐならドリンクは必須ですぞ。