根性禁煙にはどちらかと言えば否定的なワタシが、禁煙メンタル論的なモノを書き綴ります。
禁煙外来は12週間で5回の通院が求められますが・・・・
・通院が面倒
・そこそこ禁煙に成功しているので、これ以上通院の必要性を感じない
・禁煙をあきらめた
などなど様々な理由でドロップアウトする方がいらっしゃるようです。でも途中で通院やめたらどうなるんでしょうか。
目次
受診回数と禁煙成功率には強い相関がある
まずはこちらをご覧下さい。(禁煙手帳p13より)
ほらほら!5回きっちり受診すれば約半分が禁煙に成功してるよ!高確率で禁煙できるよ!と禁煙外来の絶大なる効果をアピールしたそうな資料なのですが・・・・
この「5回完走で約50%の成功率」をどうとらえるか。
「半分か!イケそうな気がする」と思えますか?
否。パチスロ・パチンコを嗜む方なら、痛いほど分かっていただけるでしょう。この「約50%」が魔の数字であることを。
決して楽観できない、緊張感が背筋を駆け抜ける数字。簡単なようで簡単でない確率。それが50%です。難敵です。
いずれにせよ、禁煙外来は成功が約束されたプログラムではありません。この辺はワタシの認識が甘かった。もっと楽にイケてしまうものだと思っていたので。
油断すると簡単に「失敗者」の側に転落できる確率。それが50%。
初回受診時に「禁煙成功を勝ち取りに行く」というアグレッシブさというか、メンタル的なプラスアルファを準備する必要性を強く感じたことをよく覚えています。
で、結局ワタシはどうしたか。いろいろ考えた挙げ句、以下の4つを基本方針とし、ゆる~く禁煙に立ち向かうことにしました。
其の壱・・絶対に無理しない『吸いたくなったらいつでも吸う』アンチストイック禁煙ライフ
タバコを吸えないストレスがやがてワタシを襲うだろう。そのとき、ワタシはどう振る舞うべきか・・・・。
イライラの矛先が家族に向かってしまった場合→タバコ吸う。
イライラのせいで仕事における効率や生産性が低下した場合→タバコ吸う。
妻の実家で義父にタバコを強く勧められた場合→タバコ吸う。
とにかくちょっとでも「俺には無理だわ」と思ったら→タバコ吸う。
というスタンスで禁煙治療に向きあうことにしました。禁煙できればラッキー、参加することに意義があるよね。
こうしてワタシは、絶対に自分を追い込まない「アンチストイック」を禁煙ライフのメインコンセプトとして掲げることを決めたのです。
其の弐・・チャンピックスの服用と通院は絶対に成し遂げる
禁煙外来のプログラム期間中に禁煙をあきらめることになったとしても、通院とチャンピックスの服用は絶対に継続しようと決めました。
理由は・・・・どんなカタチであれ「禁煙成功のためのスタートライン」に立ちたかったからです。5回通院した者の約半分が成功者となるらしい、そのスタートラインに。
12週の禁煙に成功するにしろ、失敗するにしろ、5回通院しないことには次の戦略を立てるこができないだろうと。
なんちゃってPDCAサイクル禁煙外来ver、です。
其の参・・失敗しても、何度でもチャレンジする
禁煙外来は何度でもトライできるゲームです。今年ダメでもまた来年・・・・これでよいのではないかと思いました。
宝くじを毎年購入するように、禁煙外来受診を恒例行事にすればよい。
宝くじを2万円分購入するくらいなら、それを禁煙外来につぎ込んだ方が圧倒的に期待値が高いであろうことは、以前の記事でも触れたとおりです。
註:ワタシは宝くじを買ったことがありません。
理由は「勝てないギャンブル」だから。
其の四・・タバコを絶対に所持しない。
禁煙にあたり「吸いたいと思ったらいつでも吸ってやる!」という逃げ道はしっかりキープしたワタシですが、タバコは所持しないことに決めました。
吸いたくなったときにタバコが手元にない状況、わざわざタバコを買いに行かねばならぬ状況に自分を追い込みました。
一応、禁煙を目標に今後生活を送る身であるので、少しタバコと自分の間に障壁を作っておいた方がよいだろうと考え、ほんの少しだけ喫煙を難しくする状況を意図的に作り出したのです。
禁煙にあたり、「無理をしないこと」をコンセプトとしたワタシですが、これは例外ですね。これは頑張りというか、決断が必要な事柄した。
逆に言えば、これ以外に自分に負荷をかけることはなかったです。
まとめ
ワタシの禁煙メンタル論
(1)アンチ・ストイック・・・・『吸いたくなったらいつでも吸ってよし』
(2)PDCAサイクルの導入・・・・『禁煙外来をとりあえず最後まで実行』
(3)『失敗しても次があるさ』
(4)とか何とか言いながら、ほんの少しだけ負荷をかける・・・・『タバコは原則所持しない』
※あくまでも『原則』。
まぁこんな感じでゆる~く禁煙と向き合ったところ、12週完走に成功。今現在も禁煙を継続できてます。