エギング、その魅力。キロオーバー未経験(泣)のワタシが大いに語ります!

アオリイカ1

日本の漁具にルーツを持つ「エギ」なるルアーを用いてアオリイカなどのイカ類を釣るエギング。今でこそエギングの魅力にどっぷりはまりこんでいるワタシですが、実際にやってみるまではその面白さ、魅力を全く理解できていませんでした。

ワタシがエギングを始めたきっかけは、友人の猛烈な誘いがあったからで、これがなければワタシの釣りに「エギング」がラインナップされることはなかった。今でもメバルなどの小物メインの釣りのみを楽しんでいたことでしょう。

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目次

エギングに対するネガティブなイメージ

なお、ワタシがエギングに抱いていたネガティブなイメージは、次のようなものでした。

1、そもそも目の前の海にイカが泳いでいる様子を想像できない。

2、「エギ」の集魚力(集烏賊力)を信じることができない。

3、ロッドをひゅんひゅんシャクる大げさな動作が何となく恥ずかしい(自意識過剰)

4、釣り方(シャクり方)が分からない。

5、目の前でイカを釣った友人のコメント「シャクったらいつの間にか乗ってた」、「コンビニ袋を引っかけたと思ったらイカだった」に、何の魅力も感じなかった。

などなどの要因から、なぜわざわざお金を掛けてタックルを揃え「コンビニ袋」な釣り味のイカを狙わなければならないのか。ワタシには理解不能だったのです。

発見!エギングの魅力1~そのビジュアル

しかし、お人好しなワタシは、友人に押し切られる形でタックル一式を購入。

エントリーモデルのロッド、リール、格安なエギ(いわゆるデフレエギ)を携えて、嫌々ながらエギングデビューを果たしたのです。が、なんとデビュー日にアオリイカが釣れてしまい、そこからはもう一直線。エギングの虜になってしまいました。

アオリイカ2

初めてアオリイカを釣った夜

ワタシがデビュー戦でアオリイカを釣り上げたのは5年以上前のハナシ。しかし、今でもその時の感触・感覚はよ~く覚えています。

あれは、晩秋・初冬どちらとも言えない11月の夜。

「あ、根掛かったかも」

「と思ったら引ける。海藻か」

「と思ったらイカ付いてる!釣れてもーたぁ!」

ランディング後

「う、美しい・・・・!」

以上です。

アオリイカのアタリも分からなければ、グイグイくる引きを味わう余裕もなくゴリ巻き・・・・これがワタシの初アオリイカでした。

アオリイカ、その神秘的な姿

「知らないうちに乗っていた」「コンビニ袋を引いているようだった」

友人のコメントは間違ってなかった。

ここだけにフォーカスすると、釣りとしてはまったく楽しくなさそうなエギング。

しかし!ワタシが魅了されたのは、その後のアオリイカの姿です。

闇夜のヘッドライトの中で見た初めての「生アオリイカ」。

その神秘的で妖艶ともいえる姿に、一瞬でココロを鷲掴みされました。

アオリイカ3

ま、美しいだの何だの騒いでおきながら、直後には前日に予習していた手順にしたがってイカを締めるわけですが、イカが締まる瞬間、さーっとイカが白に変色する瞬間、これがまた何とも言えない時間でした。

その刹那、多くのアングラーと同様、ワタシも「神秘的で、儀式的で背徳感をともなう何か」を体験したのです。

で、締めたイカちゃんをクーラーに放り込んだワタシは、「コイツをたくさん釣るんや!釣りまくるんや!」と堅く心に誓ったのです。

なぜエギをしゃくるのか?それは、あの姿をまた拝見したいから。

発見!エギングの魅力2~食材として

1杯でも食材として成立!

イカ刺し

地味だが、見逃せない、隠れたエギングの魅力、それは「1杯釣ったら食材として成立すること」です。

たとえばワタシの冬のメイン、メバリングの場合、釣果がメバル1匹だと食材として成立しません。1匹のメバルから取れる身なんてごくわずか。

メバリングなどの小物釣りの場合、1匹釣れても全く安心できません。メバルを1匹だけ持ち帰っても家族に迷惑がられるだけ。

ところが、イカの場合はどうでしょう。200g程度の小さいイカでも、それなりの量の身を取ることができます。

つまり、エギングの場合、最初の1杯が釣れた瞬間、キャッチアンドイート派のアングラー的には「食材確保!最低限度の仕事は果たしたぞ!」ということになるわけです。

ま、下手くそなワタシには、「最初の1杯」のハードルがおそろしく高いわけですが・・・・。特に春ね。

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美味!アオリイカ

実はワタシ、以前は食材としてのイカが好きではなかった。

刺身は歯ごたえがくにゅくにゅで変な感じだし、火を通したものは固いだけだし、何か臭いし、みたいな感じで、イカを積極的に食することはありませんでしたし、それがエギングに消極的な理由のひとつにもなっていました。

自分で釣ったアオリイカを食べるまでは。

一夜干し

イカに謝らなければならない。刺身、天ぷら、一夜干し・・・・さすが高級食材と言われるだけあって、美味い!おそらくイカ嫌いの何割かの人間は、新鮮なアオリイカを食べれば「無類のイカ好き」に昇格するはず。

一般に市場に出回っているイカと、釣りたてのアオリイカは完全に別物です。全国のイカ嫌いの方、エギングをやれば「イカ観」が変わりますよ。

発見!エギングの魅力3~そのゲーム性

エギングタックル

エギングって結構忙しいんです。

キャスト→着水後のラインの処理→底取り→しゃくる→待つ(アタリを取る)→しゃくる・・・

この一連の過程に、1秒たりとも気を抜くヒマがありません。すべての過程に高いスキル、クオリティが求められます。

そしてもちろん、謙遜抜きでワタシのこれらに関する技術は発展途上です。ですが、下手くそなりにもその過程を楽しんでいます。

特にイカのアタリを感知できることが増えてからは、しゃくった後の数秒間がとてもスリリングです。全神経をラインと手元に集中させます。

で、下手くそなりにラインや手元に「むむ?」と違和感を察知し、「おりゃ!」と合わせを入れ、イカが乗ったときの感触。この「釣ってやった感」は、何度経験しても飽きません。やみつきになります。

もちろん、下手くそなワタシは、「しゃくったら乗っていた」いわゆる「釣ったのではなく、釣れた」っていうモヤモヤ感を味わうことも多々ありますが。

食材確保という点では「釣れた」でもよいのですが、エギングのスキルを高めるという観点からはとても悔しい!

イカのアタリをすべて感知し、確信を持って合わせる、そんな釣り人にワタシはなりたい。

日々精進ですわ。

陸っぱりエギンガーの夢、キロオーバー

アオリイカたくさん

エギングの到達点のひとつとされる『キロオーバー』。

記事タイトルの通り、恥ずかしながらワタシ、キロオーバー未経験者です。ちなみにエギング歴は5年オーバー、エギングの年間釣行回数は多くても10回程度ですが、それにしてもキロオーバーが遠すぎる。

このページに掲載しているイカの写真はすべてワタシの釣果ですが、もちろんキロ未満・・・・(一目瞭然)。

釣具屋さんのHPなどを徘徊していると、皆さん春には当たり前のようにキロオーバーのアオリイカを水揚げされているようですが、アレいったいどうやったら釣れるんスカ(泣)?

まぁ、アオリイカを食材としてのみとらえれば、大きくないイカの方が美味しいんですけどね。秋のイカって美味しいよね。ってコレはキロオーバー童貞の言い訳でございまして。

やはり、エギングに片足を突っ込んでいる身としては、1度ならずとも2度、3度と水揚げしてみたいキロオーバー。

ドラグがジージー鳴って巻きたくても巻くことができない、ジェット噴射でぎゅんぎゅんロッドが絞られ、ぐんぐんラインを持って行かれる、そんな引きを味わってみたい!今日こそは!

何て思いながら、数少ない釣行に全力を懸けるオッサンエギンガーです。

とにかく魅力いっぱいのエギング。食わず嫌いでノータッチなアングラーの皆さん、是非チャレンジしてみてください!

初心者必見!エギングロッドの選び方

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