節約志向!堤防で釣った青物をできるだけ安く持ち帰りたい!

堤防から青物。それは釣り師の夢。しかし、その夢へのチャレンジに二の足を踏んでいる方って多いと思います。参入障壁のひとつになっているのが、持ち帰り、運搬の問題。ワタシもそうでした。

陸っぱりで見事にブリを釣り上げることができたとして、あんなデカいモノ、どうやって持ち帰ればよいのか?とてもじゃないが、手持ちのクーラーボックスには収納できない。

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目次

青物用クーラーボックスは高価・・・

では、クーラーボックスを青物のために新調すればよいのか?そう、それがベストだが、釣具屋さんにいってごらん。青物の収納を想定した巨大クーラーボックス、めっちゃ高額だから。

めったに釣れない青物のために高価なクーラーボックスを購入できる財力のある方はそうすればよい。

しかし!多くの方にとって、クーラーボックスを新規購入することは容易ではないと思います。ワタシもそう。あれ、3万以上するぜ?デカいぜ?重いぜ?

たとえば上記のクーラーボックス、内寸80cmでブリなどの大物収納にぴったりですが、お値段3万円クラス。庶民ならば使用頻度を考えると購入に躊躇しますよね。

青物をローコストで持ち帰りたい!

発泡スチロール箱がコスパ最高!

「何とかお金をかけずに青物を持ち帰る方法はないものか?」悩みに悩んだ結果、ワタシが導き出した結論がコレ。

不意の青物にはこれ!発泡スチロール箱!

はい、発泡スチロール箱です。身もふたもありませんが、これが一番安い。釣具屋さんやホームセンターで販売されているはず。

サイズは、内寸80㎝前後のものを選ぶと良いです。ブリだけでなく、シーバスなど堤防で釣れる大物のほとんどを収容できるはずです。

値段は店舗によりけりでしょうが、ワタシが購入した釣具屋さんでは700円でお釣りが来るお値段でした。高いか安いかは分かりませんが、クーラーボックスの新規購入と比べると圧倒的コストパフォーマンス。

追加で必要な道具

追加で、大きめのビニール袋(ゴミ袋)とガムテープを準備します。

ビニール袋は、氷が魚に直接触れることを避けるために必要。ブリは巨大なので、ビニール袋は大きいにこしたことないです。

ガムテープは、発泡スチロール箱の密閉に使用します。

地味だが有益なアイテム。ガムテープと大型ビニール袋

あとは氷。かち割り氷が望ましいです。ワタシは、かち割り氷を4袋分を発泡スチロール箱に敷き詰めて持ち帰りました。

発泡スチロール、肝心の保冷力は?

帰宅後もたっぷり氷が残っていました!

この方法でブリを収容し、約3時間の車移動に加え帰宅後に1時間ほど自宅で放置しても十分な量の氷が残っていたので、保冷力については問題ナシ!

なお、このブリ、デカすぎて自宅では処理できなかったので、近所のスーパーの鮮魚店に処理をお願いしました。

2時間後、見事に解体されて戻って来たブリですが、鮮魚店のスタッフ曰く、保冷のために氷を追加する必要はなかったそうな。もともとあった氷で足りたそうです。恐るべし!発泡スチロール!

解体されたブリ。下に氷が敷き詰められていましたが、保冷用に氷の追加は不要だったとのこと。

発泡スチロール箱が活躍するシチュエーション

リーズナブルに青物を持ち帰ることができるこの方法ですが、これが最も力を発揮するのは、釣り場と車が近いとき。または、釣り場から車までの道のりがイージーなとき。

発泡スチロール箱は現場に持ち込まず車で待機。念願の青物が釣れたならば素早く処理をして青物を車まで運搬、という流れです。

発泡スチロール箱が不利なシチュエーション

地磯など車から釣り場までの距離が遠い、あるいは釣り場までの道中がハードな場合、この方法は適しません。

地磯歩きは軽装で臨みたいもの。しかし、青物が釣れた場合は、車までの運搬に一方の手が確実にふさがります。もう一方の手にはタックルを持つはずで、帰路は両手の自由がきかないハズ。これでは移動の安全性が担保されません。危険すぎる・・・。

地磯などで青物を釣る方は、車載のクーラーボックスとは別に、肩に掛け、あるいは背負うことができる大きめのクーラーバッグが必要になります。

さらに、収納できるブリが一体に限定される点も発泡スチロール箱のデメリット。まぁ陸っぱりでブリサイズを複数捕獲なんて超絶レアケースではありますが。

実例、ワタシが青物を釣った時

では、ワタシが青物(ブリ)を初めて仕留めたときはどう対処したのか?

運任せ要素が強い堤防からの青物釣り。持ち運びの問題は、青物が釣れてから考えよう!という釣り人の風上にも置けない姿勢で毎回泳がせ釣りに臨んでいました。我ながらケシカランと思います。

現地に持ち込んだアイテムは、まさかの大型ビニール袋のみ。

あろうことか、事前に発泡スチロール箱等の保冷アイテムは準備しませんでした。

いや、もうひとつ準備したことがありました。それは、釣具屋さんまで車で30分圏内の場所で釣りをすること。

これらを踏まえ、以下のプランで臨みました。

青物が釣れたら、その日の釣りは即終了!ここからはブリの鮮度維持のため時間との戦いです。

(1)青物が釣れたならば、その日の釣りは即終了。速やかに記念写真を撮影するとともに、手際よく血抜き等の処理をする。

(2)血抜きしている間(ブリはロープにくくって海中ドボン)、車に戻りエンジンオン&クーラーを最強に効かせ車内温度を下げる。風向は足もとに設定。

(3)車から現場に戻り、血抜きした青物を引き上げ、サビキ釣り用に購入していた氷板を青物と一緒に大型ビニール袋に入れ、簡易に保冷する。氷板は、魚に直接触れないようにあらかじめビニールにイン。

(4)道具の持ち運びに使用しているバスケット(要は買い物かご)に大型ビニールに入った青物を収容する。

バスケット2
意外な活躍を見せたバスケット!

(5)車に戻り、速やかに青物が収容されたバスケットを車の助手席の足もとに安置、車内のクーラーの冷気をガンガン青物にあてる。

(6)このとき、車内はガクガクブルブルになるほど冷えていますが、ここは我慢のしどころ。寒さに耐えつつ釣具屋に直行し、発泡スチロール箱とかち割り氷を購入。サビキで釣ったアジが入ったクーラーボックス内にも氷がないため、それ用の氷板も購入。

(7)釣具屋のスタッフにガムテープを恵んでいただき、発泡スチロール箱を密閉する。これにて青物の保冷完了!めでたしめでたし。※ガムテープを恵んでいただいたことは想定外(ラッキー)でしたが。

で、晴れて人生で初めて青物を釣り上げた日(超絶うれしかった!)、事前のプランを粛々と実行し、無事に鮮度をキープしたブリを持ち帰り、家族大興奮!という流れでした。

なお、現在はいつ何時青物が釣れても対応できるよう、発泡スチロール箱と大型ビニール袋およびガムテープを車にスタンバイさせて釣行しています。保冷のためのかち割り氷は購入していません。

かち割り氷って氷板と違って、お値段が高いんですよね。

なので、100円程度の氷板を2枚買ってクーラーボックスに忍ばせておき、ブリが釣れたときはそのひとつを臨時の保冷用として発泡スチロール箱にインするというプランでやっています。

もちろん、かち割り氷の方が保冷力が高いので、帰路に釣具屋でかち割り氷を追加購入です。

今のところ、この方法で対応していますが、狙えば青物が釣れちゃうみたいな神の領域に達してしまった日には、臨時財政出動で青物専用の大型クーラーボックスを買います!

そんな日はたぶん来ないけどね!

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