栃木レザー/SLOW(スロウ)の財布を買いました[前編]

画像(スロウの財布)

約3ヶ月の禁煙に成功したワタシは、自分へのご褒美に財布を購入することにしました。12年ぶりの財布のリニューアルです。

節約目的で禁煙を開始。にもかかわらず、禁煙達成と同時に財布購入という節約とは相反する行為に走ってしまいました。

ご褒美として財布をチョイスしたのには少しだけ理由があります。春に財布をリニューアルするとお金がたまる!というジンクスがあるからです。

 

春に財布→財布が貼る→財布ぱんぱん

 

ということらしいです。

 

この手の販促系ジンクスには滅多に乗らない主義のワタシですが・・・・今回は乗っかってしまいました。

理由は何でもよい。とにかく新しい財布が欲しかったのです。

で、Slow(スロウ)のラウンドジップタイプの長財布を購入。実に12年ぶりの財布リニューアルとなりました。

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目次

『栃木レザー』とか『made in Japan』とかそんな言葉に弱い

ちなみに、ワタシは巷で流通・販売されている、欧州系ハイブランドのアイテムには、若い頃から一貫して興味関心がありません。

 

その一方で・・・・

 

『栃木レザー』

『made in Japan』

 

この語感。何たる響き。

実物に触れずともクオリティの高さを容易に想像できてしまう、気がする・・・・上手く言えませんが、ワタシは若い頃からこのような言葉にめっぽう弱いです。

こういうタイプの人間、ワタシだけではないと思いますが・・・・。

画像(栃木レザーのタグ)

栃木レザー株式会社。

何でも『なめす』という皮革製造のきわめて重要な工程において、あえて天然由来のタンニンを使用。その結果、手間と時間を費やして生み出される『ベジタブルタンニングレザー』なるものを供給する、職人気質の濃い~臭いを隠し切れないジャパニーズ皮革メーカー、それが『栃木レザー株式会社』。

ワタシは、皮革産業の世界の技術的な細かいことは分かりません。

しかし、『ベジタブルタンニングレザー』と聞けば、これは言葉のマジック。それがどのような技術によるものなのか詳しいことは分からなくても、その単語は、それが良質なレザーであることを雄弁に物語っている、気がするのです。

 

若い頃、アメカジに夢中だった。そんな方にお勧めできます

そんな、材料として申し分ナシな栃木レザーを用い各種レザー製品をリリースする国内ブランド『SLOW(スロウ)』。

2008年に誕生した、新しめのブランドで、『made in Japan』にこだわり、職人の皆様がハンドメイドで各種レザー製品を製作しているようです。

近所のアメカジ系セレクトショップにてSLOWの製品に触れたのが数年前。その時から、「財布を買い換えるならココの製品だろうなぁ」と思っていました。

ちなみにワタシにとってこの財布が、生涯3つ目の財布となります。

過去2つの財布はアメカジのど真ん中、コンチョで装飾されたいわゆる『職人手作りこだわりのバイカー系ウォレット』でした。

この類いの財布は、10年以上使用していると、何とも言えない味を醸しだし、愛着もそれに比例して高まります。いわゆる経年変化を楽しむというやつ。

しかし40歳を過ぎたサラリーマンが使用するには、この類いの財布はちょっとワイルド過ぎるなぁ・・・・もうちょい落ち着いた財布を所有したいなぁ・・・・と思うようになったこともまた事実。

 

そこで『SLOW』ですよ。

 

アメカジスピリット  ×  オヤジが求める年相応の落ち着き

=SLOW

 

若かりし日々、一年中ブーツを履いていたアナタ。

レッドウィングこそ至高のブーツと崇め、血眼になって『アイリッシュセッター(黒)』などを探し求めていたアナタ(あ、ちなみワタシも)。

ウエスコ、ホワイツなどを所有し、そんな我らを遙かなる高みから見物していたアナタ。

でも、そんなアメカジ道の探求にちょっとだけ疲れたアナタ。

でも、『皮』や『ハンドメイド』などの単語を聞けば、ついつい一言もの申したくなるアナタ。

そんなアナタに・・・・・SLOWの財布をワタシは自信を持ってお勧めすることができます。

 

価格もすごく良心的、だと思う。手触りも素晴らしい

ちなみにワタシが購入したのは

ラウンドジップ型の財布で、公式サイトによると、正式名称『bono -round long wallet- 』です。一応、箱入りです。

値段も税込みで2万円強。

『栃木レザー』『made in Jpan』『熟練職人のハンドメイド』を考慮すると、かなり良心的、コストパフォーマンスの高い一品と言えるでしょう。

今までの1ヶ月のタバコ代よりも安い!

3色展開されていますが、ワタシは迷わず「黒」をチョイス。若い頃だったら「キャメル」を選んでいたと思います。

手に持った感触は、「コシがありながらもソフトな感触」って公式の売り文句の丸パクリですが、本当にそのとおりです。

なお、ワタシ的レザーの定義は・・・・固い、しかし使い込むほど柔らかく、自分仕様に馴染むモノ(鹿革除く)・・・・というきわめて偏ったレザー観を持っていたため、本製品の新品状態から「コシがありながらもソフトな感触」はとても新鮮でした。

この記事を書いている時点で、購入から1ヶ月ほど経過しているのですが、わずか1ヶ月にしてすでに「手に吸い付くような馴染んだ具合」になっています。

『あわてず、時間をかけてじっくり育てるモノ』としてレザーアイテムと20年以上向きあってきたワタシにとって、この成長の早さは驚きです。

 

細部の評価は好みにより分かれそう

レザーの雰囲気は・・・・

シボ感のある仕上がりになっています。

スムースレザー大好き!シボ感絶対反対!な方もいらっしゃると思います。表面の具合を見た瞬間、「自分的に違うわ」という方は、他ブランドを探した方がよいでしょう。

ちなみにワタシも「スムースレザー派」ですが、はじめて店頭でこの財布を手に取ったとき、「これはこれでいいじゃん」と思いました。

お札などを入れるスペースが3つ。

カードが片面6枚で計12枚収納できます。

そして、金ジッパー仕様です。

レザーと金属の素材・色の組み合わせは、完成品の雰囲気を左右する重要な要素ですが、この財布について言えば、金ジッパーで正解かな、と思います。ま、このあたりも個人の好みでしょう。

コインケースや、札入れの仕切りは布製です。こういったパーツをレザーで作るとお値段が上がってしまうのでしょう。2万の価格設定ありきで開発されたアイテムかもしれません。アイテムにおける「レザー使用率の高さ」にこだわる方は、少し物足りなさを感じるでしょう。

ストラップが付属しています。デザイン的には大きなアクセントになっています。実用上のメリットは今のところ感じていませんが・・・・

いろいろ書きましたが、ワタシ的には非常にいい買い物をしたなぁと思っています。ひと月のタバコ代でおつりがくる価格でこのクオリティ。不満はありません。

 

今まで所持してきた財布と同様、よほどのトラブルが無い限り、何年も使い続けることになりそうです。

後編で1ヶ月ほど使用した感想などを書き綴っております。

関連記事:SLOWの財布を買いました[後編]

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