禁煙中の飲み会、その攻略法

禁煙に踏み切ることができない方の、禁煙の障壁のひとつに『飲み会』があると思われます。「タバコのない飲み会とか無理っしょ?」みたいな。

いずれにせよ、お酒が大好きな禁煙チャレンジャーは、何らかの対策を講じて飲み会に臨場する必要があります。ワタシの場合は、以下のようなごく簡単なマイルールを設定して飲み会に挑みました。

目次

マイルール1:タバコとライターは絶対に持ち込まない

何と言っても相手は『飲み会』です。喫煙欲求は、我々の心の隙を見逃しません。「念のために」とか何とか言ってポッケにタバコとライターを忍ばせた時点でアナタの負けは約束されたと言っても過言ではないでしょう。「何があっても吸わない」という覚悟を「タバコ等不携帯」という具体的な行動で表現しましょう。

ワタシの場合、禁煙開始が11月の下旬だったので、即座に忘年会シーズンに突入。禁煙開始序盤の最も危うい時期に「シガレット&アルコール問題」に直面することになりました。

どのようにして飲み会に臨場したか。

とりあえずタバコもライターも持ち込みませんでした。すでにこの時期にはタバコのない生活が定着していたので、「持ち込まない」は難しいことではありませんでした。

マイルール2:吸いたくなったら吸う。ただしその前に・・・

相手は魔の飲み会です。あの手この手でタバコはワタシを誘ってくるでしょう。

酩酊による己の禁煙ガードの低下。

回りのスモーカーによる「ま、固いこと言わずに1本」という誘惑というか圧力。

禁煙ライフに慣れてきたとは言え、これらのトラップを回避して数時間の飲み会を禁煙状態で完走できる自信はまったくありませんでした。

が・・・・ワタシの禁煙の基本方針は「アンチ・ストイック」

「どうしても吸いたくなったら吸うという」逃げ道は常に用意していたので、飲み会も当然その方針で参加したのですが、己を鼓舞する意味でひとつルールを設定しました。

吸いたくなったら・・・・まずは副流煙で我慢する

喫煙欲求をどうしても抑えきれない場合は、店を出て最寄りのコンビニへGO

お医者さまに怒られそうなルールです。

タバコを吸うという一連の動作が問題なのだ

 

「副流煙は有害だぞ~」みたいな情報は、「副流煙」と検索すればザクザクと出てきます。

副流煙は喫煙と同等の害があるらしいです。つまり副流煙を吸うと禁煙の取り組みが台無しになると。

しかしワタシの禁煙の動機は経済問題です。タバコ代削減による経済効果、コレが欲しいのです。タバコを買う、吸うという行為とバイバイできればそれでよいのです。

タバコを指で挟む

 

タバコを咥える

 

タバコに点火

 

この一連の行為を避けることがワタシにとっての最優先事項。このミッションが達成できれば、副流煙による健康被害などクソ食らえ、というスタンスです。

結果はどうだったか

驚いたことに、飲み会中に強烈な喫煙衝動に駆り立てられることはありませんでした。このあたりはチャンピックスの効果かもしれません。

もちろん、多少は吸いたくなりました。

ただ、この『タバコ吸いたい』は、とても不思議な感覚でした。例えば「喉がとても乾いたから水分を補給したい」といった類いの、肉体的・直接的な「吸いたい」ではありませんでした。

飲み会中、喫煙に至る儀式的な一連の動作への「懐かしさ」が幾度となく脳内を去来しました。そして、ジワリと、しみじみと「タバコ吸いたいのぉ」と考えている自分に気がつくのです。

ワタシの場合は、周囲のスモーカー達の副流煙が喫煙の代替品としての役割を果たしてくれました。

「良い香りよのぉ」とか何とか思いながら、副流煙を肴にビールや焼酎をぐいぐい摂取したのです。

そして年末年始の飲み会ラッシュを『無煙』で乗り切ることに成功したのです。しかし、難しいミッションではありませんでした。タバコの禁断症状と格闘・死闘を繰り広げたとかそういったエピソードはありません。

禁煙に踏み切れないスモーカーのみなさんには信じがたいかもしれませんが、このミッションは意外とあっさりクリアできます。

禁煙外来に頼らない、自力でのクリアはハードルが高そうですが・・・・

怒濤の飲み会ラッシュを乗り切る自身がない方は・・・・・禁煙外来の開始時期をずらせば良いだけの話です。

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