FGノット、不器用人間は道具で解決せよ!【第一精工 ノットアシスト2.0】

ノットアシスト2.0

エギングやショアジギングなど、PEラインをメインに使用する釣りを始めた者の多くが直面するであろう課題。そう、PEラインとリーダーの結束の問題。面倒なあの作業です。典型的な文系型不器用中年であるワタシも、例に漏れずこの壁にぶち当たり、もがき苦しむことになりました。器用な方には分からない悩みなんでょうけど、ラインどうしの結束って本当に難しいのです・・・・。

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目次

『PEラインはリーダーなしで使えるか?』不器用人間が陥りがちな発想

PEラインは、引っ張りには強いけど根ズレにはめっぽう弱いので、フロロカーボンラインなどのリーダーは必須。すなわちラインどうしを結束する作業が発生します。

で、ネットの世界を徘徊すると、釣りの世界には『○○ノット』の名を冠した、実に多種多様な結束方法が存在することを知ることができるのですが・・・・・。

これが不器用で面倒くさがりなワタシにとっては超絶困難なミッション。図解を見ても、動画を見ても何をどうすればよいかワカラナイ。

「お手軽!簡単!」が謳い文句の結束方法であっても、何がお手軽で簡単なのかさっぱりワカラナイ。手先が器用な方には理解しがたいことかもしれませんが・・・・。

そんな我ら不器用人間は『もう面倒だからリーダーなし、ルアーにPEライン直結で行こう!』という安易な発想に走りがちですが、コレは絶対に止めた方がよい。

なぜなら、PEラインをリーダーなしで使用すると、無視できない3つのデメリットが発生するからです。

1、耐根ズレ性が最悪。ロストやバラしが多発する。

2、直結により、結び目でラインの強度が著しく低下する。

3、PEラインの性質上、直結すると「すっぽ抜け」が発生しやすい。

・・・・以上の結果として、ルアーのロストや掛けた魚やイカのバラしが多発する可能性大。このリスクを背負ってまでPEラインをリーダーなしで使用するメリットはないと断言できます。

PEラインを使用した釣りをするならば、絶対にこの『ノット問題』を克服しなければならないのです。

代表的なノットとその特徴

ノットにはたくさんの種類があって、ホントに辟易するわけですが、原則的に作業の難易度と結束(結節)強度は比例関係にあります。

なお、結束強度とは、ノットを組んだときにPEライン本来の強度をどの程度維持できるのかを数値(%)で表したものです。

以下、ワタシが導入を検討した結束方法を紹介します。なお結束強度は、株式会社ファジーのサイトを参考にしました。画像はクレハグループのサイトから拝借しました。

電車結び

電車結び
電車結び。結び目が大きくなる。

結び方が簡単なノットの代表選手です。しかし、その代償として結束強度が50~60%。

強度が売りのPEライン。強度が半分程度になってしまうのはイヤだなぁ、ということで導入を却下。

また、電車結びは、他の結び方よりも結び目が大きくなってしまうため、キャスト時にガイドと干渉して飛距離が出にくくなるというデメリットもあります。

FGノット

fgノット
定番のFGノット。結び目が細いです。

ルアーフィッシングにおける結束方法の代表選手です。

結束強度は約80%で、最上位クラス。結び目も細くなるため、エギング、ショアジギングなど飛距離が命の陸っぱりルアーフィッシングに最適なノットのひとつです。

多くのアングラーの例に漏れず、ワタシもコイツの導入を検討しましたが・・・・如何せん結び方が複雑。

両手だけでなく口まで駆使して作業する様子を動画で拝見したワタシは、「これは職人芸だ。ワタシには無理」と判断し導入を断念しました。

ノーネームノット

ノーネームノット
ノーネームノット。「電車」と「FG」の中間に位置づけられる。

「8の字ぐるぐる結び」というお茶目な別名を持ちます。結束強度は約70%。

強度はFGノットよりは劣るが、電車結びよりは強い。

結び目はFGノットよりも大きくなるが、電車結びよりは小さい。

難易度はFGノットよりは低いが、電車結びよりは高い。

FGノットと電車結びの間に位置しする、それがノーネームノットであると言えます。

動画サイトを徘徊する中で、「コレならワタシにもできそうだ!」という感触を得て導入を決意。日々練習に励み、四苦八苦の末、何とかこれをマスターしました。

不器用人間はノットの強度が不安定になりがち

ところがノーネームノットでエギングに勤しむこと数年間。ワタシはずっとひとつの問題を解決できずにいました。

それは、不器用なワタシの手によって組まれたノーネームノット、悲しいことに強度がきわめて不安定であるという問題です。

根掛かりした時、ルアーを回収できず、ラインブレイクしてしまうことがあります。この時点で泣きたくなりますが、このときに気にしなければならないことがひとつ。

それは「どこでラインが切れたのか」ということ。

リーダーとルアーの結び目(ラインの末端部)ではなく、PEラインとリーダーの結び目で切れてしまうと最悪。リーダーをいちから結び直す必要があります。

リーダーとルアーの結び目で切れる・・・・これは、釣りをする以上は不可避だと言えるでしょう。もちろん、ルアーロストという悲しみは癒えませんが。

ところが、PEラインとリーダーの結び目で切れてしまうと、ルアーのロストに加えて『ノットの結び直し』の負担が追加的に発生してしまうのです。

これが現場では非常~に大きなストレス。風が吹く現場での「ノット作り」は不器用人間にとっては耐えがたい苦行・荒行です。

ルアーを失う、時間も失うの二重苦で、半べそかきそうになります。というが、実際に現場で泣いていました。

ばっちりノットを組むことができた時は、ちゃんとリーダーとルアーの結び目で切れてくれるのですが、完成度が低いとPEラインとリーダーの結び目で切れてしまいます。

で、ワタシが組んだノットは完成度が低かったのでしょう。強度が不安定で、PEラインとリーダーの結び目で切れるという悲劇がそれなりの頻度で起こっていたのです。

やっかいなのが、ノットの完成度・クオリティを外観から判定することが難しく、上手に組めたかどうかは、根掛かりしないと分からないという点です。

第一精工 ノットアシスト2.0 不器用人間は道具に頼ろう!

器用な方は、「いつでも」、「どこでも」、「強度が安定した」ノットを組むことができるのでしょうが、ワタシのような不器用人間とっては困難なミッション。

そこでワタシがたどり着いた方法が『道具に頼る』であります。

釣具屋を徘徊し、多種多様なノットをサポートするツールの中からワタシが選択したのは・・・・第一精工「ノットアシスト2.0」です。

ノットアシスト2.0
第一精工「ノットアシスト2.0」

誰でも簡単にFGノットが組めることが売りのアイテムです。

熟練の方々からは、「邪道」、「軟弱」、「へたくそ」、「努力不足」、「ヘタレ」、「お金のムダ」など非難・罵倒の声が聞こえてきそうですが・・・・。

不器用なワタシの最優先事項は、「強度が安定したノットを組む」ことにあるわけで、そのためには手段を選んでいられない。

ノットアシストの使用によって、ワンランク上の強さ、細さ、安定感を得られるならば、これに対する出費は合理的なコストであると判断し購入に至りました。

折りたためばコンパクトに。
ノットアシスト
使用時には開きます。

不器用な方は、「これ、どうやって使うの?」や「何やかんやで難しいんでしょ?」などネガティブで懐疑的な思いを抱くかと思われますが・・・・(ワタシもそうでした)。

そんなワタシが完全保証します。これ、とっても手軽に、短時間で憧れのFGノットを組むことができます!

下の写真のようにPEラインとリーダーを交差させ、リーダーをPEラインにぐるぐる巻き付けていきます。

簡単にノットを組むことができます。

ワタシでも5分程度でFGノットを組むことがでます(下の写真)。自分が組んでいたノーネームノットよりも結び目がスリムになりました!

わお!ワタシにもFGノットが組めちゃった!

そして、これが最も重要なことなのですが、ノットアシストでFGノットを組んで以来、PEラインとリーダーの結束部でラインブレイクしたことが今のところありません!

変な表現ですが、根掛かり時の「安心感」。これを得ることができました。

ちなみにPEラインは0.6号、リーダーはフロロカーボンラインの1.75号です。

まぁ、不器用人間がやることなんで、そのうち結束部からプッツリいくかもしれませんが。

YouTubeに第一精工が使い方を解説した動画を挙げているので、気になる方はそちらをご覧ください。

なお、FGノットでは最後に仕上げとして、すっぽ抜けを防ぐためにラインの切れ端をライターであぶって「結びコブ」を作るよう解説しているサイトもあります。

しかし、第一精工の動画ではその処理をしていなかったので、ワタシもこれにならって「仕上げのライターあぶり」は行っていません。

ノットアシスト。FGノットを諦めた不器用な方々に激しくお勧めできます。

◆不器用なアングラーは迷わず入手すべき!第一精工のノットアシスト2.0

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