みなさん、釣り上げたメバル、アジなどの魚、どうしてます?特にメバル、アジなどの小物、いわゆるライトソルトフィッシングのターゲットとなる魚ではこの問題を避けて通れません。
魚が釣れた場合、当該ターゲットを釣り上げることそのものが目的の、いわゆる純粋なゲームフィッシングとしてメバリングなどを嗜まれる方は『キャッチアンドリリース』なわけで、釣り上げたあとの処理に関する話はこれでおしまいです。
この場合、釣った魚をじっくり観察するなどして堪能、場合によっては記念撮影。最後はほどよい達成感とともに魚を海に帰して終了。
ここで問題となるのは、メバリングやアジング等、小物釣りのゲーム性を楽しみつつ、帰宅後にこれを食らう、食材としての魚を得ることにも釣りの魅力を感じてやまないワタシのような『キャッチアンドイート』なアングラーです。
目次
キャッチ・アンド・イートな釣り人の悩み
そんなキャッチアンドイートなみなさんは、大きく以下の2パターンに分類できると思います。
1)釣った魚はすべて責任をもって食べる(毒魚はリリース)
2)釣った魚のうち、食べるに値すると判断したサイズの個体のみ持ち帰る(毒魚やちびっ子はリリース)
前者に該当する方にとってはこの問題はいたってシンプルで、とにかく釣った魚は迷わずキープなわけですから、釣った魚は締めて、あるいはそのまま冷え冷えのクーラーにインすればよろしい。
難しいのは後者のパターン。ちなみにワタシは後者ですが、このパターンでやっかいなのは、リリースするかキープするか判断に悩むサイズの魚が釣れたときです。
あるいは納得するサイズが釣れたのはよいが、後が続かず・・・・例えば最終的な釣果がメバル1匹だけになってしまったなど微妙な釣果となってしまったとき。
これ、考え方にもよりますが、食材としてのメバルを1匹だけ持ち帰ってもどうしようもないというか・・・・ワタシの場合4人家族ですが、『晩のおかず釣ってくるぞ!待っておれ!』と嘯いた結果メバル1匹・・・・。
20㎝かそこらのメバルの身を家族4人でシェア、というか争奪戦をくりひろげるという何とも言えぬ事態に・・・・。
最初に釣れた1匹がその日最後の1匹になる可能性があるわけで、その1匹を即座に締めてクーラーボックスにインすると上記のような悲しい事態に陥ってしまいます。
釣った魚を暫定的にキープ。結果によってはリリースして帰宅。ということができればワタシ的にはそれがベター。
釣った魚は水汲みバケツにキープ!
というわけで、ワタシのようなタイプのキャッチアンドイート派に最適なアイテムが『水汲みバケツ』であります。
あらかじめバケツに海水を満たしておき、キープに悩む個体はこれにイン。
つまり、水汲みバケツを『活かしバケツ』として活用するのです。
ちなみに、ワタシは23cmを使用していますが、水を汲み上げるときの負担を考えると、21cmや19cmサイズでもよいと思います。
あとは帰り際に食べる分だけ締め、残りの魚はリリース。きわめて合理的な方法であります。
活かしバケツとして使用する場合、絶対に外せない機能が、『メッシュ状のフタが付いていること』です。
これがあれば、キープした魚が不意に飛び出したり、猫に魚を盗られたりすることがありません。(猫って虎視眈々と我々の釣果を狙ってますよね)
また、何かの間違いでバケツが倒れたときも魚が飛び出して慌てることがないですし、魚を入れたまま水替えもできます。
また、釣れた魚をインするだけなので、手返しが圧倒的に良くなり、時合いを逃さず、ムダのない効率的な釣りができます。実は、コレが魚のキープに水汲みバケツを使う最大のメリットであると個人的には思うのです。
エアーポンプを取り付けて魚をいたわる
エアーポンプを装備すれば、魚のコンディションをより良い状態で長く保つことが期待できます。
まぁ、メバル、カサゴなどの根魚はタフなので、エアーポンプなしでも大丈夫かと思います。ワタシ自身もメバル釣りの場合、エアーポンプを持参するかしないかは気まぐれです。
ただ、夜に釣ったメバルなどの根魚を現場で締めずに活かして持ち帰り、翌朝以降に処理するなど長時間にわたり魚を活かす場合は、エアーポンプがあった方がよいでしょう。
ちなみにワタシが所有しているダイワの水汲みバケツは側面に何かを引っかける輪っかがあるので、ココにエアーポンプをぶら下げます。
不安定な印象を受けるかもしれませんが、実用に問題はありません。ただ、テトラなど不安定な場所ではこの方法は止めた方がよいでしょうね。
釣り用にエアーポンプを入手する場合は、写真のように引っかける金具が付いているものを選んでください。このタイプの方が利便性が高いです。
小さいお子様がいるアングラーの方には一度は魚を活かして持ち帰ることを激しくオススメします。お子様大興奮必至、親としての評価爆上がりを期待できます。
なお、一般論としてアジは活かすことが難しい魚とされています。ある程度は活かせても弱るのが早い魚です。
したがってアジ釣りでは、活かして持ち帰らない場合でもエアーポンプを持参し、釣行中にアジが酸欠で弱ることを少しでも緩和した方がよいでしょう。
なお、どんな手を尽くしてもアジは弱りやすいので、バケツに入れっぱなしにせず、釣りが一段落した時点でキープする(締める)かリリースするかを判断した方がよいでしょう。
で、アジにせよメバルせよ、魚を活かして持ち帰る場合は、大きめのビニール袋で水汲みバケツを包んで車のトランクに入れます。
よほどワイルドな道を走るとか、ワイルドな運転をしない限り車のトランクが水浸しになることはないです。
メバリング、アジングに特化した『ライブウェル』もある
メバリングやアジングなどライトソルトフィッシングでの使用を想定した専用モデルもリリースされています。
こんなのです。
OceanRuler(オーシャンルーラー) ランガンライブウェル2 ブラック.
まず、見た目がかっこいいですね。
名前も横文字で『ライブウェル』とかっこいい。
見た目だけでなく、ライトソルトを嗜むアングラーのことをよく考えた機能が満載です。
これ、エアーポンプを取り付けるスペースが備わっています。
また上フタに20cmまでのスケールがプリントされており、キープするかリリースするかの判断が簡単です。
さらに移動・ランガンに便利なショルダーベルト付き。もちろん水を汲むためのロープも付いています。
魅力満載なアイテムですが、このライトソルト専用の『ライブウェル』とワタシが使用している『水汲みバケツ』では約2倍お値段が違ってきます。この点をどう考えるかはアングラー次第ってところでしょう。
このような専用品ってアングラー魂を刺激しますよね。
まぁワタシは経済的な諸事情により以下の『水汲みバケツ』を選択しましたが・・・・。