自転車ダイエット、雨の日はどうする?はい、階段上り下りを行います。

 

クロスバイクに乗ることが習慣化されると、雨の日などクロスバイクに乗ることができない日は、何とも言えぬ物足りなさを感じるようになります。また、ワタシのようにクロスバイクが移動手段に加え、運動器具・ダイエット手段として位置づけられている場合、雨の日は消費カロリーを稼げないという深刻な問題に直面します。

目次

雨の日の通勤は『歩き』でクロスバイクに代替

ワタシの場合、自転車で通勤できない雨の日は、歩き通勤で消費カロリーを稼いでいます(片道6km)。行きはそのうち半分の行程でバスを利用。残りは歩きます。帰りは退勤時間にもよりますが、全行程を歩きます。

ワタシの通勤環境だと、バス通勤の所要時間は、乗り換えが奇跡的にスムーズにいった場合で40分くらい。おおむね50~60分くらいかかります。

6kmをまるまる歩いた場合、早歩きで65~70分です。時速5km強で歩いていることになります。バス利用と比べて日常生活に支障が出るほどの所要時間に差がないので、最近は積極的に歩くようにしています。

もちろん靴が浸水したり、ズボンの裾がずぶ濡れになるような大雨の場合はおとなしくバスを利用しますが。

なお、行きはダラダラ歩きます。発汗を極力抑えたいからです。行きの歩く距離を全行程の半分としているのも同じ理由からです。帰りは汗など気にせず、ガンガン早歩きしています。

休日、雨の日は『階段ダイエット』でクロスバイクに代替

では、雨の日の休日はどうするか?

休日は1~2時間のサイクリングを実践しているワタシ。ここでの消費カロリーを何らかの手段で代替して稼ぐ必要があります。

歩きなど、外で行う他の運動で代替できるか?できません。なぜなら外は雨だから。雨の日は運動しない!と割り切って休養日としてもよいのですが、梅雨の時期はそうも言ってられません。

そこで注目したのが、『階段上り下り』、いわゆる階段ダイエットです。

ワタシは、6階建ての集合住宅に住んでおります。で、この居住環境を利用しない手はないだろうと考えたのです。

一定時間、1階から6階まで階段昇降すれば、それなりの消費カロリーになるだろうと。

階段上りのダイエット効果は?

厚生労働省が『身体活動のメッツ(METs)表』なるものを作成しています。各種運動や日常生活の活動を運動強度をメッツ(METs)という指標で評価したものです。座って安静にしているときの運動強度が1メッツ、普通歩行が3メッツに相当するとのことです。

ちなみに、これに照らし合わせたワタシの日頃の運動は、次のようになるみたいです。

行きのクロスバイク通勤(16km/h未満)が4メッツ、帰りのクロスバイク通勤(約20km/h)が8メッツ、歩き通勤(行き、普通歩行)が3メッツ、歩き通勤(帰り、5km/h強)が3.8メッツとなるようです。

ちなみに、階段ダイエットを実践すると・・・・

階段上りが8メッツ、階段下りが3メッツ。

注目すべきは、『階段上り=8メッツ』という数値。なんとこの数値、軽いランニング(8km/h弱)や、自転車(20km/h)と同じ運動強度!こんなにも階段上りに運動強度があるとは!

「これは・・・完全に階段がクロスバイクを代替するではないか!」

階段上り、あなどれません。「階段ダイエット」という言葉、聞いたことがありましたが、独断と偏見で「気休め程度のダイエット方法」に過ぎないと思っていました。ごめんなさい。

よくよく考えてみれば、ワタシの歩数計も「階段上り」の表示があります。この表示機能には、ただの飾りではない。それなりの意味があったのです。

階段ダイエットのポテンシャルを知って、やや興奮したワタシ。

雨の日の休日。「階段上り下り」を実践することにしたのです。

階段ダイエット、実践

 

ワタシの住むマンションは6階建て。1階から6階までの段数は85段。一往復に要する時間は2分弱。

風景が変わらない無機質な空間で、ひたすら階段を上り、そして下りる。まさに修行です。

この孤独で寂しい感じを緩和すべく、音楽を聴きながら階段ダイエットを遂行することにしました。

最低でも15分は続けて、そこから先は気分次第、というアバウトな目標を立て実戦開始。

雨による高湿度、そして風通しが決して良いとは言えないマンションの非常階段の環境。おそらくはこれらが原因で、開始10分を経過したあたりから、汗がじわぁと出てきます。

最低遂行時間として設定していた15分を経過。まだまだイケそうだったので続行。しかし20分を過ぎたあたりから発汗量が増え、「しんどいな、止めよかな」という思いが脳内を去来しましたが、それを振り切り階段昇降をさらに続行。

すると・・・・やがて無の境地とでも言いましょうか、雑念みたいなモノがさーっと頭から消えました。階段を上る、そして下りる、この単調な動作を無批判に受け入れ、それ繰り返すことに使命感のようなものを覚え黙々と歩みを進める境地、いわゆる「ゾーン」に突入したのです。

音楽に身を委ね、何だかよく分からないまま、ひらすら階段を上り、下りること50分。ここで「このへんでいいかな」という気持ちになったので、そこから一往復して帰宅となりました。

歩数計の記録。

50分ちょいで2160歩でした(この歩数計は、階段上りを10歩単位で表示)。1階から6階を25往復したことになります。

厚生労働省の基準に照らし合わせると、30分弱を8メッツの運動に費やしたことになります。で、残り半分が3メッツの運動。

雨の日に何もしないことを考えると、階段ダイエットはクロスバイクを代替する運動として十分ではないかと思います。

梅雨の時期は、クロスバイクに乗りたくても乗れない休日が続きますが、集合住宅にお住まいの方、または2階建てのマイホームにお住まいの方は、自転車に代わる運動として階段上り下りを強くお薦めします。

孤独すぎる運動なので、音楽は必須ですが。

あと、慣れていない場合、高確率で翌日筋肉痛に襲われます。

無理のない範囲でチャレンジしましょう。

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