気になって仕方なかった釣り用クーラーボックスのカスタムアイテム『CPサイドボックスハード』。これ、そもそもはサーフを釣り歩くキス釣りなどでの利便性向上のためにリリースされたアイテムっぽいですが、その範疇のみで活用するのはもったいないのではないか?と常々思っておりました。
それでも最初は「気になるなぁ」程度だった当アイテム、導入を真剣に検討することになったきっかけは、我が愚息(小学校低学年)とサビキ釣りに足繁く通うようになったこと。
サビキ釣りって釣果を手軽に臨むことができるタイプの釣りで、ファミリーフィッシングの代表選手です。
しかし!ひとつだけ問題点が。
エギングやメバリングを主とするワタシにとっては、サビキ釣りって現場に持ち込む荷物が多すぎる!磯でフカセ釣りなんかを嗜む方からすれば「はぁ?」と非難を浴びそうな見解ですが・・・。
目次
CPサイドボックスハードがあれば、荷物を削減できる!
で、「現場に持ち込む荷物を少しでも減らしたい」・・・・こんなワタシのわがままを叶えてくれるのではないか?と期待して『CPサイドボックスハード』の導入を決意したのです。
例えばエギング。持ち込む道具は、ロッドとリール、クーラーボックス、タモ(時期による)、タックルバッグくらい。気軽に現場にエントリーできます(釣果は気軽に望めませんが)
一方、サビキ釣りはどうか。まず、ロッドとリール、クーラーボックス、水くみバケツ、コマセを入れるバケツ、タックルバッグ、タモ(場所による)。
エギングと比較して、「水くみバケツ」と「コマセを入れるバケツ」の2点が大きな荷物として追加されます。
あなどることなかれ。荷物が2つ増えるだけで、現場への徒歩移動が一気に面倒になってしまう。また、ワタシはマンション住まいなので、駐車場までの移動も難儀します。
荷物が少ないに超したことはない!これがワタシの結論。
そこで、このCPサイドボックスハードの出番ですよ!
クーラーボックスに取り付けて・・・(取り付け方の詳細は後述)。なお、クーラーボックスはダイワのクールラインSU800X、サイズは8リットルです。
ぱかっとフタをオープンし・・・・
あとはサビキに必要な道具類を随意にイン!
するとどうでしょう!タックルバッグが不要に。荷物がひとつ減りました!お手回りスッキリ!クーラーボックスの幅が少し長くなりましたけど。
優れたメンテナンス性!汚れを気にしなくてよい!
加えて、エギングなどと比べると、サビキ釣りはどうしても手や道具が汚れます。魚に触れる頻度が多いし、なんと言ってもコマセに使うアミエビの香りがあまりにもファンキー。「エギングってイカ臭い」どころの騒ぎではありません。
そんなファンキーな香りが付着した手でタックルバッグを頻繁に触る、アミエビ臭満載の小道具をタックルバッグに収納する。香ばしいタックルバッグがあっという間に完成です。
これを車に積むのはややリスキー。それに汚れたタックルバッグを釣行の度に洗うのは面倒です。
その点、こいつは汚れても平気。釣行後はさっと表面をひと拭きして最低限度の臭いを抑えて車にイン、帰宅後はクーラーボックスと一緒にじゃーっと洗ってしまえば臭い問題も即解決!
メンテナンス性がとても高い!
取り付け簡単!ワンタッチで脱着可能
取扱説明書にしたがって台座をクーラーボックスの側面にビス打ちします。
左右どちらからでも開閉できるシステムになっているので、釣り人の好みに応じてクーラーボックスのどちらの側面にも設置することができます。
これを2つ購入して両サイドに設置、収納力を強化する!という使い方もあります。
ワタシの場合、すでにロッドホルダーを右側に設置していたので、必然的にCPサイドボックスハードの位置は左側になりました。
台座の取り付け終わったら、CPサイドボックスハードを台座にフックで引っかけて終了。というと軟弱な感じがしますが、がっちり固定されます。
下部にスイッチみたいなのがあり、簡単にワンタッチで脱着ができます。不要なときに簡単に外すことができるのはありがたいです。
CPサイトボックスハードの収容力-中箱が超便利!
中箱がついており、これがかなり便利です。前述のとおり、サビキに必要な道具のほとんどが中箱に収まります。頻繁に出し入れする小物やルアーは中箱にイン!これがコイツの正しい使い方。
メイホウなど、Sサイズの小物・ルアーケースならこんな感じで中箱に収まります。ちなみにこれは太刀魚釣りのワインド関連の道具が入っている箱。
エギもカンナカバーをつければ、こんな感じで中箱に収納できます。3.5号のエギです。
中箱の下は結構な深さがあって、様々な小物をストックしています。思いつく範囲の堤防における釣り道具は、おおむね収納できそうです。長~い棒ウキなんかは無理ですが。
ノットアシスト、ショックリーダー、カンナカバーをつけたエギ、はさみ、ちょい投げ用の天秤などの仕掛け、予備のスプール、小さめのメタルジグ・・・・何を入れるかは釣り人次第。
いずれにせよ堤防の小物釣りには困らない程度の道具を十分にストックできます。
夜から明け方までエギングまたはタチウオのワインドやって、明るくなったらサビキ釣りに移行、その合間にちょい投げでも・・・・のように1回の釣行で複数の釣りを行う場合、このアイテムが大活躍します。(と言うか、これがワタシの使い方)
CPサイドボックスは、ランガンにも最適!
荷物が減るということは、身軽になるということ。余計なモノは背負わない方がストレスフリーになること間違いなし。釣りも人生も。
クーラーボックスが大きくなる分、現場までの移動では若干かさばりますが、到着すればこっちのもの!釣り人は羽が生えたかのように身軽になれる!
いつも当たり前のように身につけていたタックルバッグ、実はこれが無くなるだけで想像以上に軽快な釣行を実現することができます。肩に負荷がない状態はとても快適です!
そういった意味では、CPサイドボックスハードはランガンスタイルの釣行に寄与します。
CPサイドボックスハードの短所
ワタシが賞賛してやまないこのアイテムにも短所があります。
1つ目。なんと言ってもクーラーボックスが大きくなってしまうこと。横幅が15cmほど長くなります。ランガンのために小さなクーラーボックスをチョイスしたのに、これでは本末転倒、というわけです。
2つ目。テトラや地磯など、足場の不安定なフィールドで釣りすることが多いアングラーにとっては、タックルバッグの方が圧倒的に利便性が高いです。
3つ目。ハンドルが使えなくなり、クーラーボックスを持ち運ぶ手段がショルダーストラップのみとなってしまいます。車に積み込むときや、ちょっとした場所移動は、ストラップよりもハンドルの方が便利です。
4つ目。取り付けることができないクーラーボックスがあります。ダイワのクーラーボックスなら何でも取り付け可能ではないので注意が必要です。基本的には、小型クーラーでの使用が想定されているモデルっぽいです。
メーカーのサイトには適合機種の記載がありませんでしたが、通販サイトで確認すると、クールラインの8~11リットルサイズが適合機種となっています。これに加え、クールラインの15リットルサイズに、これが付属したモデルが販売されているので、15リットルまでは設置できそうです。
いずれにせよ、クーラーボックスのベルト挿入部の幅が広いものには取り付けできません。例えば、ワタシが持っているプロバイザーの16リットルサイズには取り付けできませんでした。台座の幅よりも、クーラーボックスのベルト挿入部の幅が広いためです。
これらのデメリットと利便性を比較考慮のうえ、ワタシは導入を決めました!釣りの荷物が減るって本当に素晴らしい!
◆EVA素材のものもリリースされています。中箱がないのと、クーラーのベルト挿入部に引っかけるだけなので安定性をやや欠きますが、値段はハードより安いです。
上記EVA素材のSサイズ。釣行スタイルによっては、この程度の収納力でもOK、というアングラー向けです。